パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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初夏の翅

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クジャクチョウ

栗の木に、真っ黒な蝶が翅を閉じてとまっているなと思ったら、

その内側から予想外に煌びやかな翅が現れ感激しました。


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モンキチョウ

雄同士で追いかけっこをしていました。

雌をめぐる争いなのかと思ったのですが、

雌が近づいても意に介さず飛び続けていました。
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ウラギンヒョウモンとメスグロヒョウモン

なぜか違う種類の雄が集まって楽しそうに遊んでいました。
  1. 2011/07/06(水) 23:09:51|
  2. 生き物
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開眼

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ミヤマカラスアゲハ
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アカスジキンカメムシ
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コガタスズメバチ


カメラを手にしょっちゅう昆虫を追っていると、

なぜこんなに美しいものを皆は見過ごせるのだろう

と不思議に思うことがあります。

道路の水たまりに群れているミヤマカラスアゲハが、

あんなにも煌びやかに舞っているのに、

私以外は一人として自動車を停めて見入る様子がありませんでした。

たとえ視界に昆虫がいたとしても、

関心のない人の脳にはその存在自体が認識されないのでしょうか。

私には喉から手が出るほどの光景も、

昆虫識別眼を備えていないと無価値に映るのかもしれません。

私が草むらにしゃがみ込んでアカスジキンカメムシの撮影に

熱中していると、

通り掛かった車からオジサンが声をかけてきました。

「何の花撮ってるんだ」と。

私が虫を撮っていて、この辺りにはいい虫がたくさん居ると説明すると、

「虫か」と呟いてオジサンは去って行きました。

花の愛好家と昆虫耽溺者を比べてみれば、

その数においては花に軍配が上がるかもしれませんが、

対象物の美を愛する気持ちに違いはありません。

コガタスズメバチを撮った樹の前に、

三時間ほどカメラを構えて佇んでいたら、

その公園の管理のオジサン二人に話しかけられました。

ここで様々なスズメバチの女王が樹液を訪れるのを

待ち構えているのです、と説明したら二人は怪訝そうな表情でした。

そこで私は、「昆虫が好きで堪らず女より虫といるほうがいい」

などとジョークを飛ばして不審に思われないよう予防線を張りました。

段々とオジサン達も和やかになってきて、

私のスズメバチに関する薀蓄に耳を傾けてくれました。

すると天の配材か、我々の目前にある樹の幹に、

大きなシロスジカミキリが現れたのです。

これにはオジサン達も度肝を抜かれたようで、

慌てて事務所からデジカメを持ってきて、

私と一緒にシャッターを切り続けていました。

そんな私たちを尻目に、黄色い斑の背を揺らしながら、

シロスジカミキリは悠然と梢の上に消えてゆきました。

何せ日本一大きな種類のカミキリムシの中でも、

大型の個体だったものですから、

「今日はいい収穫があった」と

私ではなくオジサン達に言わしめたもの無理はありません。

これを機会に、彼等の昆虫眼が開けば、

私も虫好き冥利に尽きるところです。

ありふれた日常の光景にも、

こんな楽しみが隠れているとなれば、

きっと人生の質は向上することでしょう。

私のささやかな趣味が、

他人に対してそんな手助けが出来たのだとしたら、

これほど嬉しい事はありません。

「いい写真撮ってよ」

私を激励しつつ、オジサン達は事務所に帰ってゆきました。

お陰で私も豊かな気持ちでカメラを構えることができました。




  1. 2011/06/07(火) 23:49:53|
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雄の風格

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先日、長男が捕らえてきたコオイムシです。

「パパが好きなものがあるから、玄関の外にあるもの見てごらん」

父に対してこれまでに無く尊大に振舞う長男は、

大きな声で言いました。

何が彼をそうさせたのか、

期待と不安が胸でない混ぜの私は、

慎重に玄関へ歩を進めました。

彼の指示通り、捕虫箱を覗き込んでみると、

そこには二十余りのコオイムシが窮屈そうにひしめいています。

昨年私はコオイムシを発見する事ができず、

それを悔やんでいた父を知る長男は、

こんなに捕って来てあげたぞと、得意満面です。

よく見るとその滑らかな頬には泥が付着し、

ズボンやスニーカーも妻に隠しておきたいほど汚れています。

いつの間に、あの可愛い赤ちゃんがこんなに逞しくなったのかと、

私は頬笑む長男を凝視しました。

昆虫に目が無い父親の喜ぶ顔を思い浮かべながら、

田んぼや水路を駆けずり回ったのでしょう。

普段は私が彼の世話を焼いているのですが、

こうして反対の立場になってみると、

嬉しいやら照れくさいやら、

私の腹にやっと届くほどの身長しかない長男を

ただただ見つめるばかりでした。

それでも、すっかり二年生の腕白小僧に変貌した彼からは、

愛する者を精一杯に守る雄らしさが微かに漂いはじめていて、

私はそれを誇らしく思いました。



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コオイムシは、子煩悩な夫の先駆け的存在です。

交尾した雌が雄の背中に卵を産みつけ、

それが孵化するまで彼等は背中に子供を背負い続けます。

その存在を知ったのは二年前です。

庭に妙なカメムシがいると妻に呼ばれ、図鑑で調べてみました。

するとコオイムシは雄が懸命に子育てをするとあり、

親近感からこの水生昆虫がとても気に入ってしまいました。

我が県では、レッドデータの準絶滅危惧種に指定されており、

あまりお目にかかれなくても仕方が無いのかなと思っていたのですが、

七歳の息子が独自に、しかも大量に捕獲してくるとは、

まだまだこの辺りの自然も捨てたのもではないようです。

しかしこんなに根こそぎ捕獲したのでは、

来年もコオイムシを楽しめるかどうか危ぶまれますので、

写真を撮った後、長男と二人でもとの住処に還しにゆきました。

案内された小川は水生昆虫の宝庫でした。

未来永劫ここに彼等が栄えるよう祈りつつ、

そっとコオイムシ達を水面に放しました。

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  1. 2011/05/31(火) 23:45:43|
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アゲハの力

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カラスアゲハ


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オナガアゲハ


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カラスアゲハ


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キアゲハ


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キアゲハ


日本の景気高揚に微力を奉げるべく、

念願のデジタル一眼レフカメラを購入しました。

大好きな昆虫の美しい姿を、

自宅PCでいつでも楽しめるとあって、

近頃私は暇さえあればカメラを担いで野を駆けています。

カメラのハイテク機能のお陰で稀にいい写真をものにすることができ、

地方ローカルのテレビ番組で投稿した写真が紹介されました。

普段テレビを視聴しない私も、

その時は画面に釘付けでした。

マスメディアの影響力は想像以上に大きく、

デジ一購入を苦々しく思っていた妻が事の他喜んでくれたので、

みそぎが済んだような心持がいたしました。

長男も私の名前が画面に表示されていることに興奮していて、

少しは父親の株が上がったかもしれません。

三枚目のカラスアゲハが件の一枚です。

素晴らしい後押しをしてくれたテレビ局に感謝しつつ、

昆虫の美しさを余すところ無く捉えられるよう、

日々精進を重ねて参りたいと願っています。

五枚目にあるキアゲハは、

大きなツツジの木の天辺に陣取り、

その木に近づく虫があるとスクランブル発進して

翅を打ち付けて侵入者を追い払っていました。

この辺りでは向かうところ敵なしといった趣で、

どんな相手が来ても負けません。

そして勝ち誇ったようにまた元の花弁にとまって辺りを睥睨しています。

ファインダー越しに、

可憐なキアゲハが無骨な漢に見えてしまうのはその風体のせいでしょうか。

昔のバンカラ学生のごとく破れ放題の翅は、

喧嘩に明け暮れてきた勲章のようでもあります。

こんなに大きな木なのだから

皆で仲良く吸蜜すればいい、

なんて小賢しさは彼には通用しないのでしょう。

彼の縄張りは絶対不可侵、

その身を賭して確保すべき聖域に違いありません。

我々ヒト科には叡智があり、

彼のように生きなくてもよい幸運に恵まれています。

それに気がつかせてくれた彼には、

感謝の念が湧かずにはいられませんでした。
  1. 2011/05/22(日) 23:59:07|
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虫それぞれ

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地下道への入り口で、

水滴のボールを翅に載せたまま

ウンモンスズメが雨宿りをしていました。

恨めしそうに雨模様を睨み続けていて、

思う存分はばたきたくて堪らないかのようでした。


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バラハキリバチです。

ずんぐりしたミツバチのようで、

親しみが湧く蜂です。

巣の材料を調達中なのか、

ツツジの葉を熱心に値踏みしていました。

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コアオハナムグリの写真を撮っていると、

もう一匹雄と思しき個体が飛んできて交尾を迫っていました。

スキャンダルを激写しようと構えていたのですが、

雌が気の無いそぶりを見せると、潔く飛び去って行きました。

「嫌ならいいんだ、俺を待っている女はゴマンといるんだから」

昔ナンパに精を出していた頃を思い出しました。

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コアシナガバチのお母さんが、初めての育児に挑戦しています。

家を作って卵を産んで育てなければならないのに、

誰も手伝ってくれません。

襲い来る外敵や予測のつかない環境の変化から

まもってくれる者も無く、どんなにか心細いでしょう。

彼女も時が経つにつれ、世の蜂と同じく肝っ玉母さんになってゆけるのでしょうか。





  1. 2011/05/11(水) 23:58:07|
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