パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

道すがら


567 018

散歩コースの途中にある神社には、

子供のための遊具が設置してあります。

どの季節、どの時間帯に私が訪れても

遊んでいる子供をみかけないので、

人目を忍んで三十路の男が鉄棒の練習に励んでいます。

いざ今日も猿の如く廻ってやろうと鉄棒に手を遣ると、

小さなお友達の先客がいらっしゃいました。

蝿の幼虫に寄生する蜂の一種ですが、

冷たい鉄の棒の上で行ったりきたり、

所在無く歩いています。

足取りも重く、

自分の還る場所を忘れてしまったようでもありました。

私は家に帰れば、妻と子供たちと暖かい炬燵が待っていますが、

この蜂には心休まる暖かい居場所は無いのかもしれません。

何処にいても捕食する者される者の役割がついて周り、

戦いに明け暮れた一生の最後を飾るのにふさわしい

終着点を模索していたのでしょうか。

そんな彼の邪魔をしないよう、

私は暫らく佇んだだけで神社を後にしました。


567 036

次男と散歩をしている途中、

彼は道に落ちている赤い実を拾うのに夢中でした。

流石に近頃は知恵が発達して、

拾ったものをやたらと口に入れないので

安心して小熊のような次男を眺めていました。

赤い実をつけている木を見ると

百舌のはやにえがあり、

イナゴが枝に刺さっていました。

はやにえは百舌が

後で食べる為に保存してあるらしいのですが、

寒風に晒されたイナゴは青空に一人ぼっちで、

どこか寂しげな瞳をしていました。


567 057

ガガイモも綿毛です。

私が小学生の頃、

これを見つけると友達と奪い合って

風に飛ばしていました。

これはケセランパサランだと、すました女子が言っていて、

それ以来、私の中では幸せをもたらしてくれる縁起物です。

綿毛が風を受けて一杯に四肢を伸ばすと、

テニスボール大の白いモヤになります。

次々に飛んでゆく綿毛は陽光を反射して

意思をもっているかのように連れ立っていました。

仲良しの兄弟姉妹たちは、

遠くの水はけのよい陽だまりで、

肩を並べて生長するのでしょうか。

スポンサーサイト
  1. 2010/12/20(月) 00:14:03|
  2. 生き物
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://skydon.blog45.fc2.com/tb.php/238-0185e9a0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。