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パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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祭りの終わり

先頃の冷え込みで、霜が降りました。

白くコーティングされた

車も畑も草むらも、まるで砂糖菓子のようでした。

ススキは相変わらず毛並みのいい穂を陽光に光らせていましたが、

霜にやられ、黒くしなびている草が目を引きました。

命の季節が終わる、私はそう感じました。

夏から飼っている昆虫たちも、

一匹、また一匹と動かなくなっています。

クワガタやカブトムシは夏の生き物だと解ってはいても、

その死に未だ慣れてはきません。

数ヶ月顔を見つづけていると私にとって特別な存在になるようです。

手足が弛緩した瀕死の虫を掌に載せると、

こんな狭い箱に押し込められて

ただ食べて寝るだけの生き様に、

果たして意味があったのだろうかと考えてしまいます。

木々の間を自由に飛びまわり、

手ごわい敵や可憐な雌と命の火花を散らしていた彼等を、

大物だったから、と捕らえて閉じ込めておくのは

許される行為なのでしょうか。

私は本当に虫が好きなのかどうか、

掌に彼等の重さを微かに感じるといつも自問してしまいます。

今日はまだアブや蜻蛉、蝶などを目にしましたが、

やがて季節の深まりと共に姿を消します。

雪が降れば、生命の祭りのように雑然としていた森も、

嘘のように静寂に包まれ、

その内奥では次の祭りに備え耐える命があるのでしょう。

でも、来年また虫捕りすればいいや、

という気持ちにはどうしてもなれません。

今目の前で消えそうな命はただ一つ、

遥かな古から未来永劫を探しても、

決して同じ虫は見つけられないのですから。



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  1. 2010/11/05(金) 23:43:04|
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