パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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一人ぼっちの夕暮れ

仕事から帰り家で着替えをしていると、

外へ遊びに行っていた長男がお友達のW君と共に戻ってきました。

W君はこの頃頻繁に訪ねてくるけど

威張っているうえにちっとも言う事を聞かなくて困る、

と妻から聞いていたし、

次男が昼寝の最中なので

一年生の男の子二人に騒がれたら起きてしまうと思い、

私が二人を連れて外へ散歩に出掛けました。

なるほどW君は長男に対して常に命令口調で威張っていて、

妻がいつも手を焼いているのも肯けます。

この頃長男の言葉遣いが乱暴になってきたのは、

少なからず彼の影響かもしれません。

W君と行動を共にするようになって

長男の体が逞しくなってきたという好い面もあるので、

少々威張っていても構わないのですが、

どうしてこういうタイプの子になったのか気になり

家族の様子を訊ねてみました。

下に二人の弟がいて、お母さんは現在入院中、

お父さんはパチンコが好きで一緒に遊ぶ事はないようでした。

普段はお婆ちゃんが彼の世話をしているけど、

殆ど一人で外へ出て遊んでいるようです。

話をはぐらかそうとするW君から断片的に得た情報なので

実際はどうなのかわかりませんが、

きっとこの子は寂しいんだろうなと私は思いました。

見ていると、通りがかる大人に手を振ったり話しかけたり、

顔見知りの人が沢山いるようです。

あまりまともに相手をされている感は無いのですが、

この寂しさから来るのであろう社交性に、

切なさを感じずにはいられませんでした。

私も子供の頃、近所の友人の家にしょっちゅう入り浸っていて、

そこのお母さんにもう帰る様に促されたものです。

私は学校から帰ると家に誰もいませんでしたので、

寂しさを紛らわす為にテレビの世界に浸るか

友人宅に上がりこむことが多かったような気がします。

その友人の家にはいつもお母さんがいて、

子供の帰りを待っていてくれる安心感がありました。

今思えば、私もその恩恵に与ろうとして

友人を利用していたのかもしれません。

だからそこのお母さんに対して、

散々迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

家にいても二歳の弟しか遊ぶ相手がいないのでは、

W君もだれか自分をかまってくれる人を探したくもなるでしょう。

散歩をしたり昆虫探しをしたりして六時になり、

W君の家の近くで私と長男は帰宅しようとしました。

しかしW君は今度は野球をやろうなどと言って、

なかなか私たちを帰そうとせず、自分の家に入りません。

強引に立ち去った私たちの後をついてきて

家まで送っていくなどと言い出し、

何度帰宅を促してもふざけて長男に纏わりついてくるので

「しつこいぞ」と叱りました。

その途端に彼は口をへの字に曲げ、

うつむきながら踵を返して帰って行きました。

もしかしたら彼は父親に遊んで欲しくて纏わりついて、

このように突き放された経験が何度もあったのかもしれません。

W君の豹変振りを見て、私は自分の発言を悔いました。

彼が求めていたものはこんな罵声ではないと

私は知っている筈なのに、

欲しいものを与えてあげる事ができませんでした。

しかし一度出た言葉は、もう口の中へは戻せません。

だからこれを機に、W君が他人との距離のとり方を

考え始めてくれるよう、私は願うのみです。

いつの日か彼が孤独を乗り越え、一人で歩み出せますように。







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  1. 2010/08/11(水) 23:40:25|
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