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パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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夏になりきる

昼食後に散歩にでかけました。

道路を歩いていると、

頭に麦藁帽子を被っているのにそれを掻い潜って、

夏の日差しが私の頭部を焼いているのを感じました。

この田舎町には盛夏の昼下がりに外出する人間は

稀なようで、道を歩いていても車や人が見当たりません。

神社の鎮守の森がつくった木陰に

道路工事のおじさんが十人ほど横たわり、

午睡をしているのを見かけただけでした。

田畑の畦からじっとりとした草いきれが沸き立っていて、

生臭さの中に甘い花の匂いがしていました。

耳に聞こえてくるのは草に隠れた虫の鳴き声と、

高速道路を走るトラックのタイヤが道路を摩擦する音だけで、

暑さを逃れる為に皆が午睡してしまったかのようです。

静かな田舎道を歩き続けると、

突然田んぼの脇から青鷺が舞い上がり、

大きな翼で滑るように視界を横切って

林の向こうへ消えて行きました。

青鷺の優美な姿に嘆息していると、

今まで靄がかかったようだった周囲の景色が、

俄かに鮮やかさを取り戻したかのように、

私の目にくっきりとしたコントラストで現れました。

夏の太陽が放つ強烈な光のせいか、

それともこの時とばかりに葉を茂らす木や草の

色が黒いほど濃いからなのか、

夏の昼下がりはエネルギーに溢れているようでした。

それは、目に見えない命の躍動が

至る所で起こっているみたいに感じられ、

自分もそのお仲間に入りたいと思いつつ草いきれの中を歩きました。

暑さを忘れてひたすら歩いて家に着くと、

いつの間にか暑くなくなり汗もひいています。

出発した時より体が快適になっているので、

改めて生き物の適応能力に驚かされました。

人間とはそんなにヤワに出来ておらず、

暑ければ暑いなりに体が対処してくれるのだから、

暑さを怖がって冷房に張り付く必要はないのかもしれませんね。




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  1. 2010/07/23(金) 23:42:16|
  2. 人間ライフ
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