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パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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次男の翼

先日、散歩から戻ってきた次男と妻がずぶ濡れになっていました。

玄関先で妻がこぼすには、

次男がうかれて道路を歩いていて

走ってきた自動車の前に飛び出しそうになり,

それを妻が注意したところ、

次男は意に介さずぐるぐる廻りながら歩いたそうです。

そして道路の脇にある農業用水路に転落して、

息子を助け出した為に妻まで下半身が水浸しになったらしいのです。

次男が落ちた用水路は、

以前長男が自分のサンダルを脱いで浮かべてみたところ

あっという間に流されて紛失してしまったほど流れの速い水路です。

このところ降り続いた雨の影響もあり水かさも増していて、

もうちょっとで次男もサンダルのように流されて

行方不明になるところだったと妻は嘆いていました。

転落した本人は母の泣き言など耳に入らないようで、

さっさと服を脱いで風呂場へ向かい、

暖かいシャワーを私に催促しています。

この調子なら次男には、川へ落ちて流されそうになったことが

水に対する恐怖心になってはいないのだろうと私は安堵しました。

何か嫌な目にあった時、

もう一度同じ目に遭わないようその原因を避けるものですね。

それが学習というものなのかもしれませんが、

ただ怖がって避けているだけでは、

いつまでもその恐怖に引っ張りまわされてしまいます。

だから、何かに躓く度、失敗する度に苦手なものを作っていたのでは、

長年生きているうちに世の中嫌悪するものだらけになってしまい、

にっちもさっちも身動きがとれなくなるのではないでしょうか。

何年も何十年も昔に原因があるのに、

今でも過去のトラウマが足枷になって

思うように生きれないとしたら、とても切ないですね。

あいつは嫌いだ、それは怖い、そんなことできるわけない、

このようなセリフで雁字搦めに自分を縛りつければ、

生きるのが苦しいのは仕方が無いでしょう。

私たちは現在を生きていて、輝かしい未来へ向けて歩んでいるはずです。


その未来が、過去の躓きのせいで黒く塗りつぶされてしまっては、

現在と過去を堂々巡りしているだけのような気がします。

希望を持って明日を目指すためには、

過去に由来する恐怖を克服する必要があります。

それができて初めて、

私たちは自由に大空を羽ばたける翼を

手に入れることができるのではないでしょうか。

次男に熱いシャワーを掛けてやると、

彼の筋肉質な背中が微かに震えていました。

次男は私に似て割と天邪鬼な性質があるので、

もしかしたら水に流されて危険な目にあったことに

恐怖を感じているけれども、

それを隠して平気な振りをしているのかもしれません。

この件から何か汲み取って新たな自身の力とし、

さらにたくましく成長して欲しいと願いながら、

私はシャワーの湯を掛けながら次男の背中を摩り続けました。

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  1. 2010/07/16(金) 23:01:12|
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