パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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遥かな夏

長男が夏休みでこの頃いつも家にいます。

もちろん大人の私には夏休みは無いので、

平日にずっとのんびりしていられる

長男が羨ましくなってしまいます。

観察するための朝顔が庭に置いてあり、

私が一年生だった夏と宿題は変わっていないようでした。

小学生の私は、ラジオ体操の時間に合わせて早く起きるのが嫌で、

夏休みの朝はいつもアンニュイでした。

休みの日なのに普段学校へ通っている時よりも

一時間も早く起きなくてはならないなんて、

幼心にも納得がいきませんでした。

母に叩き起こされて渋々ラジオ体操の会場へ到着すると

大抵すでに始まっていて、

ラジオ体操第二辺りから途中参加していたものです。

夏休みの間開放された学校のプールへは

私はほぼ毎日遊びに行っていました。

その当時の私は疲れたり苦痛に感じることは

したくない性分でしたので、

炎天下の屋外で昆虫を追い回すような無茶は避けていました。

でも、水に浸かっていれば暑い夏にも涼しく遊べるので、

水泳はとても好きでした。

私の住む町では当時、町内水泳大会というのがあって、

町内の五つの小学校から選ばれた選手が

学校の面子を掛けてそこで奮闘していました。

四年生になって私も代表に選ばれると、

夏休みの間毎日、

午前中は特訓と称してプールで泳ぎ通しでした。

先生も毎日指導しにきていて、

やけに気合いが入っていたのを思い出します。

「お前等、そんなんじゃ新記録だせないぞ!」

と強面の教師に毎日檄を飛ばすのです。

新記録とは過去数十年の間にこの町の小学生が出した

一番早い記録よりも早く泳ぐことなのですが、

なんでそんことに拘るのかなと私は白けていたので、

いつもあまり疲れないように手を抜いて練習をしていました。

特訓が終わると家に帰って昼食をとり、

午後にはまた学校に行き、

友人たちと気ままにプールで追いかけっこなどして遊んでいたので、

私の夏休みはほぼプールに費やされていたような気がします。

そして、いざ町内水泳大会に出場して、

本番なので手を抜かずに思い切り百メートルを平泳ぎしたら、

予想外に新記録をだしてしまいました。

これには指導に当たった教師も喜んで、

普段ダラけていた私を見直してくれていました。

それからの私は、心を入れ替えて勤勉な小学生に

なることはなかったですが、

力を出し切る快感をその時知った気がします。

長男は「暑いからプールに行きたくない」

と軟弱なことを言って妻に叱られていますが、

そういう気持ちも、

何かの切っ掛けに改まるものだと私は知っているので、

長い目で見なければならないなと自分に言い聞かせています。


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  1. 2010/07/30(金) 23:25:18|
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