パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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ストリートレース

午前中に次男が「自転車の練習したい」と言い出したので、

二歳半でもう自転車を乗りこなす気になったか、

と驚嘆していたのですが、彼が玄関でハンドルを握った乗り物は三輪車でした。

どうやら彼の中ではこれが自転車という物なのでしょう。

初めのうちはペダルを踏むこともままならなかった次男は、

足で地面を蹴りながら強引に砂利道を突き進んでいました。

下り坂の舗装路へさしかかり練習をしてみると、ペダルの踏み方がわかってきて、

細い道路をジグザグに下る事が出来るようになり、

彼はどんどん自宅から離れて行き、広い世界を走破したくなったようでした。

そこへ突然、おじいちゃんに付き添われたライバルが現れたのです。

近所に住む一つ学年が上の男の子なのですが、

黄色い新品のアンパンマンの三輪車に乗っていて、

お兄ちゃんから譲り受けた次男の愛車と違い性能が良さそうです。

二人は目をあわすとお互いに微笑んで、猛烈に坂を下り始めました。

次男はガードレールやコンクリートの塀にぶつかり、

何度も吹っ飛んでいましたがすぐにマシンを起こして走っていました。

ライバルの方はというと、三輪車の後ろに出ている大人が制御する為の棒を

おじいちゃんにしっかり握られてしまっていて、

思うようにマシンを走らせる事が出来ずに歯がゆい思いをしているようでした。

次男もスピードは速いのですが、右や左に衝突しながら走ったので、

ゆっくりおじいちゃんに誘導されたライバルとほぼ同時に

ゴールの公園に辿り着いていました。

そこで二人はマシンを降りて、

霜柱が溶けてぬかるんだ広場で一緒に跳ね回って遊んでいました。

二人の姿を眺めていると、学年が下の次男の方が体が大きくて、

次男が年上のように見えなくもありません。

それを見て次男のパンチの力強さに納得がいきました。

四つ年上の長男と互角に喧嘩をするくらいなのですから、

きっと同じ歳のお友達と比べると次男はかなり発達しているのでしょう。

それは親としては喜ばしいことでもあり、寂しいことでもあります。

帰り道に次男の乗った三輪車を押しながら、

まだ二歳半なんだから、そんなに一足飛びに成長しないで、

まだ何にもできない赤ちゃんでいいんだよ、

とその広い背中に向かってつぶやきました。
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  1. 2010/01/30(土) 16:30:36|
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