パパ読ンデ

光を越え、事象の地平面で逢いましょう

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すてきな三にんぐみ




黒いマントの恐ろしい三人の山賊がいました。

こしょうで馬車の馬を止めて、

斧で馬車の車輪をこわして、

銃で馬車の客をおどして、宝や金を奪っていました。

ある夜、襲った馬車の乗客はみなしごの女の子だけでした。

宝も金も乗ってなくて、しかたがないので、

三人は女の子を連れてかくれがへ戻りました。

女の子は宝の山を見て「これどうするの?」

と三人に聞きました。

これまで宝をどうするか考えてなかった三人は相談して、

女の子と同じような捨て子や孤児を集めて、

お城を買ってみんなで一緒に暮らしました。

そのうわさが国中にひろまって、こどもはどんどん増えました。

そしてすくすく育って、つぎつぎ結婚しました。

お城の周りに家を建てて、村を作って、

すてきなさんにんぐみを忘れないように、三つの高い塔を建てました。



ほんとにすてきな三人ですね。

私は子供のころ、山賊ではないですが海賊になりたくて

しょうがない時期がありました。

かっこいい帆船に乗って、世界の海をまたにかけて、

他人の船を襲って、宝を分捕る、と言う仕事にあこがれていました。

いつもラム酒を飲んで酔っ払って、大砲を撃ちまくり、

顔に大きな傷跡もほしいし、美しい女をさらって自分のものにして、

もちろん人殺しだって躊躇しない、冷酷な海賊になりたかったです。

ほんとは山に囲まれた所に住んでいるので

山賊ならすぐになれたのですが、

海から遠い所に育ったので海に対する憧れが強く、

どうしても海賊になりたかったです。



今はもちろんそんな仕事はしたくありません。

犯罪をすることはリスクが大きすぎます。

逮捕されることもリスクですが、

たとえ誰にもみつからなくても、自分は悪い事をしたのを知っています。

そうすると、罪の意識が自分を責めます。

法の目をかいくぐって、合法的に人をだまして儲けている人がいます。

お金がいっぱいあっていいかもしれません。

でもそういう人は、自分がだます人間なので他人を信じられず、

いつも他人に非難されている被害妄想に苦しんでいると思います。

だから家には監視カメラが何台もついていたりします。

他人を愛さず、そのため愛される事もなく、

そんな人が幸せなわけはありません。

俺はそんな罪の意識なんかない、冷酷な犯罪者だ、と言う人もいるでしょう。

でも私はどんな人も心の底では、良い事をしたがっていると信じています。



人間は赤ちゃんのときには悪い心を持っていません。

とても純粋な清らかさのかたまりだと思っています。

赤ちゃんが泣き止まないとか、コップをひっくりかえした、

と言う出来事は、親にとっては都合の悪いことですが、

赤ちゃんが悪い事をしたわけではありません。

すべての人が基本的に善であると思っています。

しかし、育っていく過程で必要な愛情が得られないと、

「自分は愛される資格がない悪い人間だ」とあきらめてしまい、

自暴自棄になって犯罪をするのではないかと思います。



悪い事をしてしまったとしても、

この、すてきなさんにんぐみのように変わる事ができます。

「どうせ自分は」と意地を張って自分を悪く見せる人がいますが、

とてももったいないことです。

人間は本来、みんないい人なのですから、

悪い事をしたのは本当の自分ではなくて、

ちょっと失敗しちゃった自分だと思います。

だから、本来の善い自分を周りに見せれば、

みんなに愛される、すてきなさんにんぐみ

のような人になれるんじゃないかと思っています。


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  1. 2009/06/30(火) 23:51:23|
  2. 絵本
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